お知らせ

新年のご挨拶

2024年01月01日 (月)

新年明けましておめでとうございます。
現在、静岡地方裁判所において袴田事件の再審公判が行われているのですが、弁護人のお話だと、後数ヶ月で証拠調べが終わり、当然無罪判決が言い渡されるだろうとのことです。事件から50年以上が経過し、多くの裁判官が関与してきたわけですが、捜査機関によって「捏造された証拠」を見破ることはできず、死刑判決を繰り返し言い渡してきました。万一死刑が執行されていたら、取り返しのつかない事態となっていました。
 「人間のやることだから誤りはある」という事はたやすいですが、そのような再審制度や死刑制度を見直す議論は遅々として進まず、制度は改まらないままです。今年は、是非、制度の見直しが進めばと思います。
 また制度の見直しとは別にしても、日々様々な法律的な紛争が起こります。私達の事務所には、6人の弁護士がおり様々なご相談にのることができます。何かあれば、どなたでもお気軽にご相談いただければと思います。
本年も宜しくお願いいたします。


弁護士 小川原 優之 



◆20年目
今年は弁護士登録20年目です。
実は登録したときには10年やってみて向いてなかったら辞めよう、と思っていました。
弁護士ではなければ、心理カウンセラーになりたかったのです。
ところが目の前の事件と取っ組み合っているうちにあっという間に20年経ってしまいました。
なんだかんだ向いているのかも…しれません。

◆隠ぺいは困難に
ジャニーズ問題や、自民党のパーティー券による裏金疑惑など、これまで疑われつつも存続していた悪行が明るみに出てきたと感じます。
SNS全盛。以前のように強者同士の共犯的な沈黙による隠ぺいは難しくなりました。
しかし隠されていた腐敗が白日にさらされるようになったことは、悪い変化ではないと思います。
もっとも、これまでのように私たちの側も知らなかったとは言えなくなります。
黙認したことにならないよう、これまで以上に、不正義に組しないという意見表明をしてゆくことが重要だと感じます。
ときには面倒くさくなりつつも、おかしなことに対してNOと言うのは、民主主義社会の市民が負う税金のようなものだと思っています。
今年も、ときに面倒ではあっても、頑張って税金は払ってゆくつもりです。

◆日弁連総会オンライン化
そして、声を上げた結果が報われることもあります。
私を含め、多くの会員が声を上げたことにより日弁連総会が手元のパソコンで傍聴できるようになりました。
わざわざ遠方から時間と費用をかけて総会に出席するのは大変なこと。
弁護士人生で一度も総会に出席したことがない会員も多く、総会に対する会員の関心は高くはありませんでした。
そのような中、現場の声を聞いているのかと首をひねるような政策もありました。
しかし、これからは会員の声をより意識して、会務運営がされることになると期待しています。
この変化も、隠されていたことが明らかになるという大きな流れの中にあると感じます。

◆筋トレ?
さて、プライベートでは特筆すべきことは、何も起こりませんでした。年老いた親と、年2回ほど国内旅行をするくらいです。
あとは趣味の将棋のイベントに出るくらい。そうそう、筋トレを習い始めました。座っているときに疲れにくくなるといいなという程度で始めましたが、今、トレーナーさんから「40キロだって上げられるようになります、頑張りましょう!」と言われてせっせとバーベルを上げています。
どこに向かっているのかは聞かないでください。

弁護士 白井 晶子 


明けましておめでとうございます。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが5類に移行したことに伴い、感染した人等に対して法律に基づく外出自粛が求められなくなったこと等により、人々の様々な活動が活発になり、新型コロナウイルス感染症が社会に与える影響が徐々に低減してきているように思われます。とはいえ、まだまだその影響が消滅しているとはいえないと思われます。
本年も、社会の動きを意識しながら、社会の変化に柔軟に対応することを心がけて行きたいと考えております。
本年もよろしくお願いいたします。

弁護士 横路 春彦